アポストロフィーS

ワンワン!ワンワンワン!

ヤルキスト・ミュージックのこと。

最近は、ほぼほぼヤルキストのビデオ撮影係として一部で著名なワンワンです。どうもどうも。ピースピース。

ヤルキストっていうのは、主に広島で活躍しているおっさん3人組なんですよ。ラップミュージックがメインだけど、ローカルTVタレント的な仕事もこなしている。
リーダーで、主に楽曲を作っているみるきー
シンガーでありラップも得意な仮トン。
ライブでのサポート的なメンバーであるタカP。
この3人がヤルキストなんですよね。タカP以外は若者でも通りそうだけど、でもまあおっさんですよ。
夢見るおっさんたち、それがヤルキスト。

 

もともと自分はニコラップのリスナーなんですよね。
ネットラップっていうよりニコラップです、ハイ。

ニコラップっていうのは、ニコニコ動画でオリジナルのラップミュージックを投稿している人たちで、先駆けとしてのらっぷびと、今は超メジャーにいるDAOKO、それからjinmennusagiやdisryなんかがかつてはいました。個人的には電波少女が早く100万枚くらい売れないかなあって思ってます。

ネットラップっていうのは、もうちょっと歴史が古くてですね、ざっと言って火星やアンダーグランドシアターや2ちゃんクルーのことです。わからなければググれ。
ちなみにヤルキストのみるきーは、ネットラップの最古参の一人です。
中学生の時から、この界隈で曲の投稿をしていたそうです。ワーオ!

いろいろ縁があって、彼らと親しくなり、もう10年以上になります。
いやあ、マジいろいろあったんですが、それはまたの機会に話すとして、今回は、ヤルキストの音楽性について、ちょっと私見を述べさせていただきたいと、このように思っております。しばらくおつきあいいただければ幸いであります。


さっそくですが、ヤルキストの曲って、大雑把に分けて3種類あると思っているんですよねー。
これについて、先日まで彼らが展開していた「毎日YOUTUBEにライブ映像をアップする、毎日ヤルキスト」に即して解説させていただこうかと思います。

 

まずひとつめ、男臭い、熱~いヤツ。
これは彼らの出発点的な曲である「ファーストバイト」が代表的ですかね。

この曲はヤルキスト以前にミルキーがソロでやってた時の曲で、この曲を聴いた仮トンが感動してヤルキスト結成につながったという、まさにヤルキストなエピソードがあるわけですが、彼らにしてみればこれこそヤルキストのメイン、本道、これがあるからオレたちはヤルキストなんだっていう、そういうアレなんですよね。

足を広げて低い重心でマイクに叫ぶように歌っている仮トンを見ると、バッキバキのパンクバンド、例えばThe Clash「London Calling」のジャケットを連想しちゃうんですよね。あのギターぶっこわしてるアレね。男気ってヤツです。

ヤルキストのライブに行くと、オッシャレーなおじさまがいらしてたりするんですが、きっとこのあたりの曲に心鷲掴みにされちゃってるんじゃないかなって思っています。

「三本の矢」とかもそうですよね。

タカPがハーモニカを吹くとこで、仮トンが盛り上げるとことかモロそれだと個人的には思っているワケですが、ただこの路線だけだと逆にヤルキストではなくなってしまうんですよね~。

 

ふたつめ、ノベルティーソング路線のヤツ。
実はこれが一番(大衆的に)わかりやすいヤルキストのアピールポイントなんじゃないかと個人的には思うんです。

この曲↓「物欲Loven」とか顕著ですよねー。

例えばですね、この曲のテーマだと、資本主義批判だの、商業主義批判だのに持っていこうと思えば持っていけるんですよね。でもそんなクサいことヤルキストはしません。
ただただ素直に、自分の欲深さを苦笑しつつも、今を全力で楽しむ、それだけなんです。逆にこういう気取らないスタンスの曲って、なかなか作れないと思うんですよねー。エンターテイメントとして彼らが一流だと思う所以です。

そんな彼らだからこそ、今年のカープのテーマである「ドッテンカープ」の楽曲を作れたのではないかと思うんですよー。

初期には「レッツドリンク」とかもありましたよね。

この曲は実はヤルキスト結成以前に作った曲で、ヤルキスト結成当時に曲が足りないから演ってたらめっちゃ受けたっていうアレなんですけど、こういうノベルティー的な曲が大好きなオレも当時からホント大喜びだったですよー。

最近だと福山リムっていう商業施設でライブする時のみ演ってる「リムのうた」ですかねー。ええ、ナゾなみるきーのダンスが堪能できるとウワサのあの曲ですよ。

おおっと、「毎日YOUTUBEにライブ映像をアップする、毎日ヤルキスト」から逸脱しちゃって、ついには自分のチャンネルの曲まで紹介し始めたぞー、こらワンワン!

 

みっつめは、ほっこりあったか~い路線。
この路線の代表曲は、いわずもがな彼らの代表曲であり、テレビ新広島で放送している「ひろしま満点ママ!!」のエンディング曲でもある「明日へ」ですかねー。

最近のライブだと1曲目に演ることが多いですね。いわば彼らの名刺代わりの1曲。

この路線の源流は、最近YOUTUBEでPVが一万再生を超えた『サンキュー』ですかねー。

PV版↓Twitterでも言ったけど、撮影はわたくしワンワンでございます。

あと「HOME」ね。これぞほっこり!っていうアレね。

それからRAPウェディングソング「最愛の人」。これ初めて聴いた時、オザケンくらい作詞の才能あるなって思いました、リリックがとても深い。しみる。

 

おい、じゃあの曲やこの曲はどうなんだ!っていう方もいらっしゃるかもしれないですが、まああくまでわたくしワンワンの主観的で恣意的な分別分類ですので、あくまで目安的に思っておめこぼしいただければ幸いでござる。おサルのケツは真っ赤でござる。

「アステール」は実は男気的な路線をノベルティー的に作った曲なんじゃないか、と個人的には思っていたり、

それとは逆に、ノベルティー的な手法で男気を歌ったのが「オレはミュージシャン」なんじゃないかとか、

「コンクリートダンス」って実はコテコテのノベルティータイプの曲だよねーとか、

いろいろ思ったりしてしまうワケですが、まあアレっすよ。ヤルキスト・ミュージックは素晴らしいなあーって。(強引なまとめwww)

 


余談。

仮トンソロ曲である「Don't stop」が今回紹介されてるけどさー、

いや、ライブでこの曲↓やってよー、この仮トン最高にかっこいい!