アポストロフィーS

ワンワン!ワンワンワン!

ディズニー映画『チキン・リトル』

 非常に残念なことに、姪が体調を崩してしまい、来阪できなくなってしまいました。うーん、まいったなあー。ま、今度またいっしょに遊ぼうねとまずは電話。娘と二人ですごす週末。
 6時半起床、シュガシュガを見て朝食。昨夜コンビニで仕入れといた菓子パンと紅茶。で、その後はふたご姫までダラダラ〜wwwww ふたご姫視聴後も、餅を焼いて食べたりしつつやっぱりダラダラ〜…というのもですね、姪が来る心づもりだったワケですよ、ぼくも娘も。やっぱり3人じゃないとね…というのは、3人とも心底思ってるワケですよ。
 姪よ、早く元気になるように!! ガンガレ!!

 で、午後からお出かけし、ディズニー映画『チキン・リトル』を鑑賞。前情報をほとんど入れてなかったのですが、いや〜ぼくも娘も楽しんで見ましたよ。
 のび太+キテレツをチビにして3倍速にしたような主人公チキンリトルに、そのガールフレンドの「みにくいアヒルの子」アビー、デブでノロマで臆病な男の子・ラント、それから水槽ヘルメットをかぶって陸地で生活するおさかな・フィッシュ。
 この主要キャラが4人っていうのは、やっぱサウスパークを意識してるのかな? 特にフィッシュはケニーとかぶる。もっともケニーのように毎回死んだりしないっすけど。サウスパークのように毒のあるネタをやるワケではないからアタリマエなんだけど、映画パロディをふんだんに入れたり、バーブラ・ストライサンド・ネタがあったりと、なんとな〜く意識してるだろ的な雰囲気濃厚。
 でもね、何より驚くのはこの主要キャラ、ぜんぜんかわいくないんすよ。いや、萌えねーッて言ってるワケじゃなく、いわゆる美形キャラではないものとして描かれているんですよね。さらにすごいのは脇役にもそういう子がぜんぜんいないんですよ。たとえばドラえもんでいうと、出来杉くんやしずかちゃんが出てこないんですよ。そのかわりのキャラとしてジャイアンの腕力+スネ夫ブルジョワ的イヤミ+出来杉の成績でしかも女の子という最凶兵器フォクシー・ロクシーを投入。これが絶妙なリアリティを生み出しており秀逸の出来! こんな女の子いたいた!!(←大嫌いだったwwwww)*1
 で、肝心のストーリーですが、父親と息子のすれ違いっていうテーマが丁寧に描かれていて、実はかなり重い内容な部分もある。だって、自己疎外だもんな。「それ誰のこと?」だよ? このセリフが繰り返され、観客が笑うたびに泣きそうになった。ありえないくらい展開がスピーディなのは、この重さにひきづられないためだと思われ。*2
 小学2年の娘的にはその重さがイマイチだったらしく、一番面白かったのはラントが言った「できればポテトチップも」というセリフだそうで(って見てない方にはわかりませんよね、すみませんワザとそう書いてますwwwww)
 ひとつ質問なんですが。今回日本語吹替版で見たわけなんですが、主題歌であるらしい"マイヤヒ"こと、"O-Zone / Dragostea Din Tei" 、ぜんぜんかからなかったんですが、これはいったいどういうこと? ぼくも娘もあの「名曲」を聴くためにEDクレジット最後までながめてたのに、ちっともかかりやがらないので「???」でした…。字幕版だとかかるの? それとも日本公開においてはエイベッ糞問題がからんで流さないとか? 教えてエロい人!

*1:と思ってたが、公式ページを見るとむしろスネ夫的キャラとしてグーシー・ルーシーを置いてるんだなー。こちらもリアリティありまくりんぐwwwww

*2:とりあえず、映画を観ながらずーっと連想してたのはルイス・シャイナー『グリンプス』の、とりわけブライアン・ウィルソンのエピソード。父親に認められたい!というテーマは、とてもアメリカ的な気がするなあ。日本でこれをやると、なんかウソくさいように感じてしまうっす。仮面ライダー響鬼で主人公のライバル役として急遽造形されたキリヤくんは不在の父親を超えたいがために鬼になることを望むのだが、これがちっともリアリティ感じられないんだよなー。単にぼくがピンとこないだけなのかもだけど。