アポストロフィーS

ワンワン!ワンワンワン!

いくえみ綾『かの人や月 3 (3)』

 今日はこれ↓です。本日発売日。



かの人や月 3 (3)
かの人や月 3 (3)
posted with amazlet on 05.10.25
いくえみ 綾
集英社 (2005/10/25)


 こっちはイメージあるでやんすね。
 さて、好評を博したシリーズ「かの人や月」も今回で完結となるんだとか。あらら。なんとなくだけど、スパッと終わりすぎな気もしないでもないが、まあいくえみが某矢沢や某羽海野のような転がしビジネスしたりはしない罠。もとより温度差ありすぎなんで、比べるオレがアホウか。…といいつつ矢沢はともかく羽海野テイストはそれなりに入ってるような希ガス…。
 シリーズ「かの人や月」というのは7人プラス犬猫2匹の大家族・羽上家を舞台にした連作短篇で、ぶっちゃけホームコメディです。この巻には9話と10話が収められています。でまあ、9話については割愛。部分部分はワリと好きなんだが、全体として見た時に、他人の視点を媒介にして身近な人が大事なるという、それはちょっとズルっこいように思えちゃって。…って語ってるやんオレ。何のことか読んでないヒトにはわからないでしょうが、まあ読んでみてください。
 で、問題の10話です。ああ、でもこれ、読んでないヒトにどっから説明したものやら。…ってワケで、シリーズ読んでないヒトは読みましょう(結局それかい!wwwww)。以下、言いたいことだけ言って終わりますが、ネタバレになる可能性大なので、単行本を読んでから読んでいただけるとウレシイですぼくが。






 うらら萌え。「無」の思想=「五月病」断定ってのがスゲエ。ああいうサバサバさんに超弱いっすね〜♪ つかね、そりゃあ勝ち目ないっすよ<西尾さん。悪いけど、そりゃこうなるよ。こうじゃなけりゃね。顕がうららに魅かれる理由はよくわかるっすもん。だって、やっぱ人の死を楯にとっちゃったら重いもんなー。解決方法としては「忘れること」っていうそれだけなんだよね。で、忘れさせてくれたのがうららだったんじゃん。そうでしょ?
 あれ、なんかもっと書きたいことあったのになー。ま、いっか。