いくえみ綾『カズン 1 (1)』
いくえみ新刊リリース・ラッシュなんで、しばらくいくえみネタで書きます。今日はこないだ出たばっかりのこれ↓。
うーん、まだイメージないっすね(10/24現在)。
これはzipperという古着系女の子ファッション誌で連載されたものをまとめたものっす。いつも別マやクッキーで50ページくらいの短篇読んで、満たされるう〜って状態だったのね、いくえみ読みとしては。それが、このzipper連載は一回分が16ページくらいで、いつになったら単行本になるんだ…と思っていたのですよー。また、そのくらいのペースで果たしていくえみ知らないコとかにアピールできるのかな??ってのもちょっと心配ではあった…。
最初の3回くらいは立ち読みしてたんだけどね、つか、1回目の時には買っちゃったんですけどね、やっぱいくえみだけのためにそれも続けられん。挫折して単行本待ち状態だったんです。2ちゃんのいくえみスレで連載追いかけてるコたちが楽しそうに書き込みしてるのを、「もうちょっとだ、もうちょっとしたらきっと単行本が…」と思いつつ、いやー長かったなー。
で、まとめて読んだ感想ですけど、ナルホドこういうとこを突いてきたかと。いつになく、ストレートにわっかりやすいテーマだよね、いくえみにしては。女の子の、「女の子」デビューについての話っす。傷つきたくなくて、男の子との関係やら、いわゆる女ッ気から逃げてた女の子が、オシャレやお化粧や、恋愛や、そういうことをちょっとずつちょっとずつ獲得していくお話。
女子高卒業してフリーター人生をスタートさせた女の子が、バイト先で知り合った年上の男の人になんとなくときめいて、不安定な自分への不安・自信のなさと向き合って、自分を変えようとがんばるっていう、そういう話。なんていうの、電車男の女の子版っつーの? なんか思わず「ぼんちゃんガンガレ!!」って言いたくなる、そんなお話です。あと、茄子川さん萌え(茄子川さんなのかよ<オレ)
そうそう、一応いくえみマニアとして言っておくと、このA5サイズの単行本って、いくえみ初です。そゆ意味でもエポックな作品カモネ〜。