アポストロフィーS

ワンワン!ワンワンワン!

『犬と私の10の約束』

 そんなワケで娘&姪っ子と見に行った映画がコレです。
 最初のシーンがね、ロープウェイから眺めた函館の街の景色で始まるんすよ。
 アレ、これ知ってる風景だ…って思ったよ。だって、『ノエイン もう一人の君へ』と同じなんだもの。だから見ながら、いつ龍のトルクが??なんて思いながら見てましたよーwww
 共通点も多い。
 幼なじみのボーイフレンドとか、ママが絵を描いてたりだとか(『ノエイン』のハルカのママは絵本作家)。家庭環境の複雑さだとか(男の子側の母親が歪んでるとことか)。側にいることを約束して、そのことがテーマになってることとか。そういえば、ハルカんちにも大きな犬がいたなー。


 以下、ネタバレ注意。
 映画自体は、いくつか難点があると思う。妙にバストショットやアップが多くて、映画向きな映像じゃないと思ったです。それじゃTVドラマだろと。あと、展開上しょうがないのかもしれないけど、ビッチっぽく…というかスイーツ(笑)脳になっちゃったお年頃のあかりちゃんが、その後反省してソックスに謝るシーンがあるんだけど、ぜんぜん説得力がなかった。もっと、エピソードとして盛り上げるべきとこなんじゃないの? どうせメインターゲットであるスイーツ(笑)批判になっちゃうから避けたんだろーケッと勘ぐりたくもなるってもんですよ。
 それでも、バイプレーヤーとして出演してたピエール瀧がかなりイイ味だったので、ヨシとしましょうかねえ。
 まあ、娘&姪っ子は、素直におもしろかったーって言ってたんだけどねー。
 そうそう、ついでにもうひとつ。ラストに主人公の結婚式があるんだけど、それってさあー、『ノエイン』でハルカとカラスがはじめて出逢うあの教会だよね? ね? なんかもう、映画的な展開とは別に、そのことで泣きそうだったよオレ。


 『犬と私の〜』のあかりのママの思い出の曲として、「タイム・アフター・タイム」が出てきて、ストーリーに絡むのがかなり気に入ったな。こういう音楽の使い方はすごく好き。自分的にはオリジナルであるシンディ・ローパーのではなくて、エヴリシング・バット・ザ・ガールのカバーバージョンなイメージ。
 でも映画を見てる間中、頭の中で鳴ってたのは『ノエイン』のOPである「Idea」なんだけどねー。もう一度見直そうかな、『ノエイン』。