アポストロフィーS

ワンワン!ワンワンワン!

電脳コイル 第13話「最後の首長竜」

 今週も、ちゃんとリアルタイムで見ますた。泣けますた(´Д⊂グスン
 まあその。予想では藤子F的な…ぶっちゃけドラえもん的な…もっと言えば「のび太の恐竜」的な話かと思ってたし、実際そういう部分もあったけど、なんていうんだろう。すごく見せ方がウマイよねえ。
 すでに多くの方が指摘しているとおり、イリーガルのバリエーションを見せる的なシリーズ展開真っ最中ってカンジで、今回も本筋からやや外れた短編的な話だったワケです。イサコも猫目も出ない。しかもダイチも出てこない。京子も出てこない。メガばぁも、デンスケも出てこない。今回のメインキャラはデンパ、ハラケン、ヤサコ、そしてフミエの4人だったワケです。あ、おばちゃんこと玉子さんが実は女子高生でホントに17歳の「ピチピチギャル」だったことが判明したりもしましたが、それはそれとして。20代後半だと堅く信じていたんだがなーwww

 とりあえず、ネタバレになるけどこの際書いてしまうけど、昇る朝日にシルエットになる廃工場のエントツに向かって暴走するクビナガのところでもうボロボロ泣いちゃいますたよ。だって、どうせ生き物じゃないんだから、感情移入なんてしないほうがいいのよって言いながら大泣きしてるフミエとかさー。・゚・(ノД`)・゚・。

 滋養強壮系飲料をガブ飲みーの、工事現場にインケンな嫌がらせをかけーの、デンパにメタバグ上納を命令しーのと、大活躍のフミエだったワケですが、そのワリにはというか、出ずっぱりというワケではなく、途中途中で参戦というカンジでしたなー。その分、ハラケン&ヤサコがわりといっしょに行動してたというか、デートしてたというか、ん、キミらフラグ立ってるってことなのか?的なアレなんじゃねえのかうらやましいじゃねえかよ小六のくせしてコンニャロメ(ry それにつけても先週先々週あたりからのデンパへのスポットは、今回のためだったのかと納得。デンパいいやつだおデンパ。

 それにつけても妙なリアリティがあるよね、この作品。白い道がダメ、黒い道でないとダメっていうのも、すごくわかりやすかった。日光の当たり方でアスファルトが白くなっちゃったり、市の決定で白いブロック組みの道路になりかかってたり。OP冒頭のマンホールの蓋とかもだけど、「路上観察」の匂いがして、ちょっとうれしい。
 あとね、思ったのは、これってエウレカセブンの23話「デファレンシア」に似てるよなって。ボダラク教徒の死にそうな女の子を生命維持装置のある病院につれていこうとするエピソード。一人で暴走したレントンに対して、電脳コイルでは仲間たちでクビナガを連れ出そうとするんだけど、ラストの無力感に打ちのめされるカンジ*1は同じじゃないかって思ったんだ、姉さん*2

 それにつけても、高校野球のおかげさまで、来週も再来週も放送お休みとは(´Д⊂グスン 二週間三週間もジタバタしなくてはならないのか…┐(´(エ)`)┌クマッタネ


*1:もっと言えば、無力感に打ちのめさちゃうんだけど、それがありがちなニヒリズム的虚無感へ陥らないってあたりが似てるなって思ったんですよ。内省的な自分への落としどころを考えちゃうのが、視聴者へも伝播しちゃうカンジというか。ウマイよねー。スタッフGJ

*2:まあ、もっとも見守ってくれる大人がいたレントンに対して、電脳コイルの面々は大人たちにはナイショの、いわゆる「小さな防衛線」(by 1stガンダム)なワケで、ぜんぜん違うっちゃ違うんだけどねー。