アポストロフィーS

ワンワン!ワンワンワン!

ノエイン もうひとりの君へ




 去年テレビで放送してたアニメらしいんですが、なんとなく見始めたらこれが大当たりで、ハマってしまいました。
 一話見終えると、早く次が見たいんだけど、すぐに見ちゃうのがもったいなくって、ゆっくりゆっくり見ようと、深呼吸したりお茶を飲んだり。でもやっぱり続きが気になって見ちゃったり。そんなこんなで、おそらくは10日ほどで全話見ちゃってるのではないかな?
 すばらしい内容。『時をかける少女』に量子論的近未来と白戸三平的アクション(見せ方が板野サーカス的なカンジっつーの?)を織り交ぜたような。また音楽がすばらしく、作中での使い方も見事。
 まだ見ていない人には、だまされたと思って第一話を見てくだちい。今ならまだこちらで試聴無料です。冒頭の、ちょいグロテスクな鳥たちの鳴くシーンから一気に作品世界に引っ張り込まれるハズだから。途中の小難しい理屈なんかは作品の味付けくらいに思ってもらって、主人公たちに感情移入できたらもうしめたもの。ナレーションでアレコレ説明してくれる作品しか受け付けないよーなヒトにはちょっとアレかもしれませんが、行間を読めたり余韻に浸ることができるヒトは絶対にシアワセになれるハズです。あ、あと、アニメだけど、いわゆる「萌え」的な要素がほとんど見当たらない(ハズ)*1なので、「萌え」的アニメが苦手なヒトは特におすすめです。

*1:各話で作画にバラツキがあるため、部分的に「萌え」な絵もなくはない。いや、「萌え」ばかりか「やおい」を狙った絵まであったような…。ま、ホントに一部なんだけどねー。作画が神レベル☆なんて評価をよく目にするけど、自分的には動きは神レベルだけど、作画自体は荒い印象だなあー。