アポストロフィーS

ワンワン!ワンワンワン!

アナログ天国

 シュガシュガルーンをみてから、ふたご姫まで時間があったので、近所の釜ヶ崎にレコード漁りに出かけました。最近レコードづいてるのです。そう、プレイヤー買ったからね〜。で、戦果報告です。


 V.A『ゴールデンテレビまんが大行進 23』(日本コロンビア KX-52)……「キャンディ・キャンディ」と「母をたずねて三千里」が入ってるので買いました。このテの子ども向けアナログ盤って、たいてい盤の状態が悪いんですけど、これはかなり良好で、針が飛んだりはないっす。この時代は基本的にバブルガム・ポップの影響下で曲が作られてるのでディスコっぽい音源が多いっすよね〜、大好きだお( ^ω^) あと、お約束のように「びよよ〜ん」と口琴が使われてるのもグウだお( ^ω^)
 V.A『NIAGARA TRIANGLE Vol.2(CBS/SONY 28AH 1441)……大瀧詠一佐野元春杉真理の3人によるシティ・ポップス・オムニバス盤。実はCDでも持っているんだけど、ぼくが持ってるCD盤にはA面1曲目の「A面で恋をして」(大瀧さん)が入ってないんだよね〜。CD化のたびにMIXを変えたり曲順を変更したり…てのはアタリマエなのがこのナイアガラレーベルなので、1曲欠けもその一環だったんだろうけど、さすがに聴けないのはアレだったので、今回の入手はかなりうれしいっす。まあ内容がイイのはアタリマエで、ぼくは特に佐野さんの「Bye Bye C-Boy」が大好きなんですけど、誰かこの曲のレゲエ・バージョン演らないっすかね?? つかすでにムーミンあたりが演ってそうですけど、どなたが音源を知ってたら教えてください。
 CAROL『CAROL GOLDEN HITS』(PHILIPS 20Y-3)……なんと! 全部で20曲も入っている超お得盤☆ 内容はキャロル・キャロル・キャロルとこれでもかのキャロル攻撃…ってアタリマエだお(;^ω^) 曲の大半がジョニー大倉/矢沢永吉コンビによるもので、ソングライティングの才能を思う存分堪能できるっす。
 DIANA ROSS『Everything is Everything』(MOTOWN MS724)……US原盤ktkr!! ジャケ写も初々しいダイアナ・ロスの2ndソロ。カーペンダーズやアレサ、ビートルズとカバーのてんこもりですが、「I'm still waiting」がサイコー☆ オ レ を 萌 え 殺 す 気 で す か まあ定番ですが。
 CARPENTERS『GOLDEN PRIZE』(A&M/KING GP-206)……こちらは日本独自の企画盤。例のロジャニコ出世作「雨の日と月曜日は」がリリースされた頃までのベスト盤。故に「Top of the world」あたりは未収録。「遥かなる影(Close to you)」あたりがメインで、後はポール・ウィリアム&ロジャニコの前述曲と「愛のプレリュード」、それに「バカラック・メドレー」が聴きものっすね。ま、オリジナルアルバムで聴きゃイイんすけどねwwwww まあソフトロック定番ですが。
 AMERICA『HAT TRICK(WARNER P-8376W)……これはソフト・ロックと呼ぶのはちょっと違うんですが、フォーキーなギターバンドで美麗コーラスに飛ばされます。昔友達が作ってくれたテープに1曲目「MUSKRAT LOVE」が入ってて、やっぱり飛ばされたお( ^ω^) アメリカについてはココ見とけ。あとココと。
 The Swingle Singers perform with The Moden Jazz Quartet『PLACE VENDOME』(PHILIPS SFX-7070)……ダバダバ・スキャット・コーラス集団とカッコよさげなクールサウンドのMJQが組んだオシャレなダバダバもので、10年ほど前の渋谷系大流行の時代にはひっぱりだこだったサウンド。このジャケもたぶん雑誌か何かで見たことあるよーなないよーな。音もどこかで聴いたことあるよーなないよーな。なんかちょっとオシャレなパーティーとかでながしっぱにしとくとイイんでない?的なサウンド。でもスカしすぎでしょwwwww
 GROVER WASHINGTON,jr.『WINELIGHT』(Elektra 6E-305)……またもやUS原盤ktkr!! 今回の本命盤。ひたすらアーバンでシティアダルト、メロウなフュージョンサウンドで都会の夜が更けてゆくワケですよ。ワイングラスを傾けたりして、妙にライティング効果がバツグンだったりするリバーサイドだかウォーターフロントなワケですよ。YOUもう抱かれちゃいなYO的なアレなワケですよ。ま、そんな名盤なワケですが、マニア的な眼目は当然そこではないワケで。大ヒットした曲「Just Two of Us」でロバート・グリニッジ氏がスティールパンを演奏してるワケですよ。以下クレジットより引用。

 Robert Greenidge,steel drums ─ Steel drums tuned by Rudolph Charles*1



 ちなみに1枚200円で売ってくれたおっちゃん、ありがとうありがとう(´Д⊂グスン 機会があればおまいらも釜ヶ崎に買いに行くといいと思うよ。

*1:ルドルフ・チャールズは1964〜85年までディスペラードスのリーダーだった方で、85年に亡くなられた(合掌) クアドロフォニックやナインベースを考案、またパンにクロムメッキを施したのも彼が最初なんだそうな。つまり偉人ってことです。ちなみにラダーの「THE HAMMER」は彼に捧げられた歌なんだそうな。もともとロバード・グリニッジ氏もディスペラードス出身なのな。