電車男 #10

　遅ればせながら、ついさきほど電車男10話を見ますた。1日遅れ。とりあえず、うはwwwwwおkwwwwwwと叫びながら泣き笑いの1時間ですた(´Д⊂グスン　スレ住人はじめ脇キャラを充実させているからこその好展開。ま、一方でベタベタなお涙頂戴エピソードでこれでもか！とやってる部分もあり、それに対しては「理想化された2ちゃんねるにすぎない」という批判もあるだろうなと予想されるワケで。でもでもでも！普通のお茶の間に放映されるレベルの物語としてはこれで充分ではないかと思う。
　世間には偏見や差別が頑なにあり、また貧富の差やセンス階級差があり住み分けがあり、そうして底辺としての2ちゃんねるがあり、互いに名前も顔も知らない人々がコミュニティをカタチ作っている。落語でおなじみの貧乏長屋、『あしたのジョー』や『じゃりん子ちえ』に描かれてきたようなドヤ街・貧民街の、いわば現代版だ。それこそこの物語の中心に位置している。だからこの物語は匿名掲示板ゆえのファンタジーなのであって、ココのところがわからない人にはこの物語のリアリティも半減するに違いない。自分で言えば超ツボだった、リアリティありまくりんぐ。映画版もマンガ版も見ていないが、ことこのTVドラマ版のスレ住人の描き方は、かなりツボ。イイ線いってるんジャマイカと思うだ。お前ら大好きだ!!


　まとめとしてはそんなカンジなんですが、それぞれにツボだったシーンとしては、やっぱまず陣釜さんでしょ。バーでの変貌シーンはキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!と叫びますた。あとは電車の家を訪ねて「茶を出しな」、部屋の中で電車をムリヤリ食っちゃおうとするシーンとか、もう炸裂！　犯されそうになりながら、電車がエルメスのことを「あんなに素敵な人は他にいません」と涙ながらに語るシーン(´Д⊂グスン　←この一連の流れで泣かせるシーンを入れるから…いちいち気が利いてるわ、脚本ウマイ！　オチとしてお父さん＆妹が盗み聞き失敗して部屋になだれ込みってのはTVドラマの文法に忠実すぎだなあーとは思ったけど。
　それからホントにヲタ嫌いとして描かれてたエルメスたんの友達役のサトエリ。掲示板読んでから切ない涙目で親友エルメスを説得しようとする。ちょっとあれツボだった。その直前の、ノートPCを見つめるその表情、それはあのスレを読んでいれば、もうそれだけで納得するハズのものだ。その後の説得しきれないシーンも含めて自分的には超ツボでした。
　ヘタするとしめっぽくドロドロになりそうな今回の話、上記のように脇キャラでつなぐつなぐ。そのぶんテーマの本質的な部分を描き損ねた感なきにしもあらずなんだけど、まあ、２ちゃんねる賛歌が政治目的なんで、そこは華麗にスルーでおkなのでしょうねえ。いいともいいとも、電車がスレ住人たちのメッセージに気づいてアキバの街を駆け抜けるシーンの高揚感、それは電車のスレを初めて読んでみた時のあのカンジにソックリだもの。